理科の目標『科学的思考力』④
今日は科学的思考の「考察」について書きます。
考察とは実験のデータなどをもとに考えることです。
私は理科の実験ではこの「考察」が一番大切だと思っています。
しかし実際の学校現場でも「実験をやって終わり」にしてしまう授業もあるかと思いますが、
私はとてももったいないことをしていると思います。
これからの5G社会ではAIとビックデータが今まで私たちがしていた仕事を代替してくれます。
そしてAIやビックデータができることは単純作業や事務作業などの悪い言い方をすれば誰にでもできる仕事です。
つまりあまり考えなくてもできる仕事です。
これからは考える仕事だけが残っていき、考えなくていい仕事はなくなっていきます。
だからこそ学校教育では「思考力・判断力・表現力」の育成が重視されているのです。
理科の中で「思考力・判断力・表現力」を育成する最大の場が「考察」です。
自分たちで導き出した結果を表やグラフにまとめて、法則性や規則性を導く。
そのときに自分1人の力ではなく周りの人と相談しながら
「なぜこのようになったのか?」
を考えることが大切なのです。
それにみんなで一緒に何かを考えるってけっこうおもしろいことではないですか?
だからこそ理科の授業では生徒に考えさせる「考察」の時間が非常に大切だと私は思っています。
前回までの続きは下のリンクから