理科の目標『科学的思考力』②
今日は前回の続きから書きます。
前回の記事はこちら。
科学的思考は「疑問」「仮説」「実験」「考察」「一般化」この過程をすることで疑問や問題を解決することだと私は考えています。
前回は「疑問」について書いたので今日は続きから書きたいと思います。
「仮説」とは疑問に思ったことの答えを予想することです。
アルミニウムに塩酸をかけると溶けるかもしれない。
気体と液体を同時に温めると気体のほうが膨張するかもしれない。
あのマクドナルドは駅前にあるからお客さんがたくさん来るかもしれない。
橋本環奈がこれだけ活躍できるのは背の高い女優が多い中、背が低いことが逆に「かわいい」アドバンテージを持っているからかもしれない。
「どうして?」などの疑問に対して、自分の経験や考え方から「~かもしれない」という仮の答えを導き出すことである。
ではこれがなぜ大切なのか?
それは次の行動のしやすさにつながるからです。
疑問に対してその答えを検証することは容易ではありません。
なぜなら何を調べたり、実験したりしたらいいか一見わからないから。
「どうして橋本環奈がこんなに売れたのか?」という疑問などは本当にどこから手を付けたらいいかわからない人が多いです。
そこで必要になるのが「もしかしたら○○が答えなのではないか?」という予想をすることです。
これをすることで『○○』に向けての答えを調べる方法を思いつくことができる。
たとえその答えが間違っていても行動を起こすことができるのです。
「仮説」はいわば「疑問」を解決する最初の道しるべとも言えるかもしれません。