夢と現実について
前回の植松さんの話で
「もし、生徒がYouTuberになりたい」と言ってきたらどうするか、
について少し書きました。
今日は自分の考える
「生徒の夢を応援するということと、現実を突きつける」
ということについて書きたいと思います。
生徒の夢を応援するとはどういうことでしょうか?
「先生、私○○になりたい。」
という発言に対して、
「いいじゃん!」
というだけでは不十分です。
また進路を決める高校生などの場合、
「それは現実的に厳しいぞ。」
と生徒に言うのも違う気がします。
生徒には夢に向かって全力で応援することが推奨される一方、
社会で強かに生きていくためには生徒に現実の厳しさを教えなければいけない
という矛盾が発生しています。
その解決案として自分は生徒に「企画書」を書かせることをしたいと思います。
企画書とは何か新しいことを始めるときに最初に書く簡易的な計画書のことです。
実際に実行するときはこの企画書に細かい動きや方法などを肉付けして計画書を作り、それに沿って活動をします。
この企画書を作る過程でその職業について本格的に調べたりします。
どれくらいの努力をすれば収益をあげられるか?
どれくらいの規模で動けばいいのか?
ライバルはいるのか?どうすればライバルに勝てるのか?
同時にそれらを知ることができます。
そして現実の厳しさを知ることになります。
人と違うことをするにはとてつもない努力と、やる気と根性が必要なんことがわかります。
それらを自分で調べて知った上でそれでも、夢に向かって頑張りたいというのならGOサインを出します。
企画書は保護者に対して「自分がどれだけ真剣なのか」を伝える武器にもなります。
そしてこの企画書を書くことすら、面倒くさがるようであればその夢は絶対に叶いません。
それだけの労力も惜しむようではこの先とてつもない苦労が待っているでしょう。
吉家うしょを書かせることは夢と現実の矛盾を解消してくれるし、
それ自体が大きな学びになると思います。
自分もビジネスコンテストに出場したときに書いて大きな学びを得たので…。