LCP in Vietnam⑤ マネジメントのむつかしさ
今日は文字数が2000字近くと非常に多くなっています。
昨日に引き続きクアンチ訪問のときのお話をします。
それまでの記事を見ていない方はこちら!
クアンチ省訪問について、打ち合わせから当日のことまで、大部分を私にやらせてもらいました。
私は「プロジェクトを構築し、人を引率すること」は今回が初めてでした。
まず、クアンチ訪問の流れは以下のようになっています。
バンをチャーターし、2時間くらいかけて高校に行く。
高校で全校生徒の前で質問し合う。
お昼ご飯を食べつつ、ベトナム戦争の経験者(枯葉剤被害者と元ゲリラ兵)の方にインタビューする。
カフェで高校の先生にインタビューする。
クアンチの日本語学校の生徒さんと、クアンチ古城というベトナム戦争と関連ある施設を見学しながら交流する。
生徒さん方とご飯を食べる。
本当にいろいろなことをしてたくさんの経験をさせて頂きました。
では、人を引率するマネージャーとしての自己評価はどうか?
自己評価は100点中10点です。
非常に悔しい結果になりました。
理由については今日だけではすごい文章量になるので、だんだんと書いていきますが、
本当に周りの方、特に企画者とサポーターのお二人には助けていただきました。
「私一人だったら…」と想像するだけで恐ろしいです…
みんなにとってもっと楽しく充実した旅にすることができたかもしれない。
なにより自分の実力不足により、お世話になった方や、関係者の方々にご迷惑をおしてしまい本当に申し訳ないと今でも思っています。
「もっと自分に力があればもっといいものにいできたのではないか。」
自分にマネジメント能力がないことにすごく悔しい思いをしました。
その日の夜と翌日に、
企画者とサポーターの方と反省会の時間を取っていただき、
マネジメントを行う上で何をしなければいけないかについていろいろとわかりました。
大きく3つあります。
1つ目は、準備をもっと綿密に行うこと。
クアンチの関係者とメールのやり取りを行っていましたが、
高校の校長先生にはしっかりしたスケジュールが伝わっておらず、
すり合わせでかなりスケジュールの変更がありました。
またスケジュールにも多少無理があって、インタビューの時間が少なくなるなどのアクシデントもありました。
これらを防ぐためには、打ち合わせの段階で相手に選択の余地を与えないようなスケジュールを組む必要があります。
例えばインタビューをすることを伝えるときに、
「いつ」「どこ」「なにを」「どのような移動手段で行くのか?」
ここまで指定することで相手との共有を図ることができます。
自分も相手も選択肢を迷ってしまうことがないようにしなければならない。
2つ目は、危機管理マニュアルを自分の中で作ること。
クアンチでは時間が押してしまってそれをどう埋め合わせるかについて考えなければいけないか、考えるときがありました。
自分自身テンパってしまい、あたふたしてしまって、結局周りの人に助けられました。
このときの経験から、何か不測の事態が起きたときにまず何をするべきなのかをあらかじめ頭の中でマニュアル化する必要があるとわかりました。
具体例としては
1.状況確認(何が問題になっているのかを知る)
2.自分1人で解決可能かどうか判断
3.1人で無理なら対策案をもって関係者と話し合う
4.対策が決まったら、その対策に対して一番損をする人から順に謝罪にまわる
また対策中に
・変更により影響を受けるすべての人の動きを想定する
・自分が焦ると参加者にも焦りが伝播するので、ポーカーフェイス
これらも重要だとわかりました。
3つ目は、1歩下がったところで周りを見ること。
私自身はじめてのクアンチで楽しくなってしまい、
クアンチ古城の説明を前列で聞いていたのですが、
このときに自分の欲求をぐっと抑えて、
1歩引いたところに立ち、今ほかの参加者は楽しんでいるのかなどの状況把握をする必要があることがわかりました。
マネジメントは将来先生になったときに絶対必要になること。
クアンチでの悔しさと、反省会でのポイントをしっかり肝に銘じていきたいです。
追加:
私が参加したスタディーツアーについて