理科教材ワークショップへ参加して
本日は私の大学の近くで催された「理科教材ワークショップ」に参加しました。
昨年は見る側で参加していましたが、
今年は「YouTubeを活用した物理解説動画」という題名で展示する側になりました。
私の動画をプロジェクタで映しつつ、自分の動画の特徴や、作り方などを説明していました。
ワークショップには地元の中学校、高校の先生。
そして物理系の大学教授の方などが来られていました。
動画について様々な意見をいただきました。
「これからはこのような動画教材が増えてくるね。」
「動画は子どもたちが飽きないような工夫をする必要がある。」
「実験なども動画にとり言えるとより面白くなるね!」
など実際に学校で子供たち相手に授業をしておられる先生方からのご意見をたくさんいただきました。
私事ですが、もうそろそろ物理基礎、物理の動画をすべて撮り終わります。
つまり当初の目的であった、
「物理の動画をすべてアップロードする。」
はもうすぐ達成です。
これが終わったらもっと本格的に面白い動画を作っていこうと思います。
頭の中には構想ができているので、また書きたいと思います。
いい言葉18『共感性は「どこを切り取るか」によって決まる。』
私たち人間は社会というコミュニティの中で生きる動物なので、他人と感情を共有します。
嬉しさ、怒り、興奮、そして「正義」も共有して生きています。
しかし、人は他人とこれらの感情を共有するときに「どの描写を切り取るかによって決まります。」
例え話を1つしましょう。
ある王国がありました。
その年は食べ物が不足し、多くの人が飢えで死んでいます。
王国のお城には貯蓄用のお米が残っていました。
多くの民は王様を殺し、食糧を奪い、飢えをしのぎました。
この物語を読むと善の「民」が悪の王様を倒したように私たちは感じます。
ではこのような描写があればどうでしょう。
王様は来年も飢えで苦しむことを知っていて、
今年が飢えで多くの民が死ぬのをわかっていたので、
種まき用のお米を貯蓄しており、来週には民に分け与える計画を立てていました。
王様はできるだけ不必要な装飾品を他国に売ってそのお金で少しずつ食糧を民に供給していました。
王様自身も民に苦しい思いをさせているからと、ここ3日は何も食べていません…
この描写があればどうでしょうか?
王様は本当に悪者なのでしょうか?
このように私たちの感情などは
「誰視点」から見ているかによって大きく変化します。
だからこそできるだけ多くの視点から物事を見るように意識しましょう。
1人の意見を採用しすぎるにも考え物かもしれません。
いい言葉17『弱みを見せることで人は愛される』
皆さんの周りにみんなから可愛がられている人はいませんか?
なんか人が良く集まっている。
なんか先輩からよく可愛いがられている。
では可愛がられるにはどうすればいいでしょうか?
それは『自分の弱みを見せること』です。
自分の弱点や失敗を隠さずにさらけ出すことであなたは可愛くなるのです。
よくTwitterなどで可愛い動物の赤ちゃんの動画が回ってきます。
あれはどうしてかわいいと思えるのでしょうか?
それは動物の赤ちゃんが拙くておっちょこちょいだからです。
赤ちゃん犬が「こてんっ!」と転がったときに可愛いと思いますよね。
あれは転がるという未熟さに私たちは可愛げを感じたり、母性本能がくすぐられるからです。
これは人間でも同じです。
なんでもできる完璧マンを可愛いと思う人は少ないでしょう。
しかし多くの人は「かっこよさ」を目指すので、失敗を隠したがります。
それでは相手に完璧マンと思われるのでかわいがってもらえません。
誰からも愛される人になるためには、まずは自分の恥を隠さずに生きていきましょう。
天才を殺す凡人
今日はこの「天才を殺す凡人」について書きたいと思います。
日本でどうしてイノベーションが起こりにくいのか?
TOYOTAのような世界的な企業が現れてこないのか?
そこには日本は「天才が活躍できない環境である」という事実があるからだと書かれています。
この本は1つのストーリーを軸に様々な知識を散りばめながら書かれているので非常に読みやすいです。
是非その手によって読んでほしいと思います。
アートは説明することが困難。だからサイエンスや共感性に負ける。
天才には私たちに見えていない景色が見えています。
この本では「幽霊が見えている」のと同じような感覚と表現されています。
だからこそ天才が新しく開発したアート(アイデア)は多くの人には理解されにくいし、突拍子のないことを提案します。
そして最先端であることで数値として表すことが非常に難しいです。
だからこそ会社などで数値として利益を表すことができない。
だからこれまでの数字が出ている既存の事業などと戦っても負けてしまうのです。
そうして天才のアイデアは採用されなくなります。
創造性の評価→反発の質と量
天才のアイデアは先述した通り凡人には理解することが困難です。
しかしこの効果を適切に測定する方法があります。
それが「反発と支持」の質と比率です。
反発については「広くて浅い反発」であれば無視してオッケーです。
人は自分の知らないものを嫌ったり、恐れたりする生き物ですから、それらから来る意見はくみ取らなくていいのです。
支持については「狭くて深い支持」が必要です。
物の良し悪しを客観的に判断できる秀才が何人か支持していることでアイデアが本当に価値のあるモノなのかがわかります。
そしてこの「広くて浅い反発」と「狭くて深い支持」の比率によってイノベーションの形式が変わります。
9:1,8:2→業界を覆す破壊的イノベーション
7:3~5:5→多くの人に使われるサービス
4:6~2:8→現システムの改善
このようにして天才のアイデアを評価することができます。
中田敦彦のすごさ
現在「中田敦彦のYouTube大学」で人気急上昇中のオリエンタルラジオの中田さん。
彼の動画を見たことのある人ならわかると思いますが、
本当にしゃべりがうまい。
人を引き込むことがうまい。
言っている内容がすべて正しいんじゃないかと思うくらいに食い入って聞いてしまう。
あの話術はすごいです。
全国でも中田さんくらいの話術を持っている先生はほとんどいないと思います。
内容も自己啓発本や、ビジネス本の内容紹介が多く、私もやることが終わったときの息抜きに見たりします。
そして
「確かにその通りだな」
と思ってしまいます。
でもここで1つ疑問を持たなければいけないと思います。
「中田さんが言っていることが本当に正しいの?」
と思えるような批判的思考をもって見なければ危ういと感じます。
中田さんは本当にしゃべりがうまいので
「中田さんが言っていることはすべて正しいように聞こえてしまいます。」
ここを注意してみなければいけない動画だなとすごく思いました。
そして将来先生を目指す者として、あの話術は学ぶに値すると感じました。
さっそく中田さんの動画の音声を録音して毎日聞きたいと思います。
しゃべり方は変えることができるものです。
そして変える方法は「なりたいしゃべり方を徹底的に聞くこと」です。
これは武井壮さんのやり方ですが、自分もやってみようと思います。
いい言葉16『ズルいと思うな!』
みなさん他の人をズルいと思ったことがあると思います。
「どうしてあいつだけ勉強してなくてもテストでいい点取れるんだ。ズルい」
「どうしてあの子はモテるんだ。ズルい」
「どうしてあいつはたいして面白くないのにクラスの人気者なんだ。ズルい」
このように誰かのことをズルいと思ったことはないでしょうか?
この「ズルい」は負の感情です。
ズルいという気持ちが「恨み」や「妬み」に変わって相手を攻撃します。
そして「あいつは特別なんだ。自分とは違う。」と、
自分に低評価をつけてしまうこともあります。
基本的に何かに優れている人は才能の有無に関わらず、努力しています。
私たちが見ているものの多くは、努力の過程でなく、努力した結果です。
だからこそ「ズルい」と思っていることは、その優れている人が人の目に見えないところで努力しているからこそ結果として現れるのです。
だからこそ、ズルいと思いそうになったら「すごい!」と思うようにしましょう。
私の見てないところで努力していたことを尊敬しましょう。
すごいと思って自分もそうなりたいと思ったら努力をしましょう。
「ズルい」と思ってふてくしている暇はありません。
素直に「すごい」と思えるようになりましょう。
いじめ問題について
私は来年の教員採用試験に向けて勉強を始めてします。
そこで「いじめ」について様々な参考書からまとめたり、
自分の考えを書き留めたりしているので共有しようと思います。
いじめとは
・ いじめとは当該児童と一定の人間関係のある人物から受ける、精神的、身体的影響を与える行為のうち、当該児童が心身の苦痛を与えること。
これはいじめ防止対策推進法で書かれているいじめの定義です。
いじめは常に被害者がどう思っているかで決まるものなのです。
・いじめには未然予防、早期発見、早期対処の3つの基本原則がある。
いじめをなくそう、被害者の損失を少なくしようとするために定めた3つの原則です。
すごく当たり前のことが書いている気がします。
・いじめは家庭、学校生活、勉強、同調圧力の中で心が不安定になったとき、
自分の地位が低いという「劣等感」を感じたときに、
防衛本能がはたらき、自分より弱い人間を作ろうとして起こすことだ。
これは加害者がどのような気持ちでいじめをするかについて示しています。
実は加害者はもともと心が傷ついている可能性は十分にあります。
未然防止:
・「いじめは絶対に許さない」
「人として他人を蔑むことをしてはいけない」
「いじめはダサい、恥ずかしい」
ということを生徒に何度も言い、いじめが悪いことであると自覚させる。
・身だしなみを注意する(注意することで、後ろ指立たれるよりはまし)
いじめはわかりやすいところを攻撃します。
男子ならば清潔さが重要視されます。
肩にフケが乗っている。
髪の毛が油っぽい。
これらは要注意。
・いじめといじりの境界線を考えさせる。
寸劇などでロールプレイさせることでどれくらいのことがいじめになるのかを子供たちに考えさせる。
早期発見:
・からかい→一人の人がからかわれていたら、話を聞きに行く。
日常のコミュニケーションとして人をからかったりすることはよくあります。
しかし「からかい」と「いじめ」を判断することが難しい。
もし一人が集中的にからかわれているのであれば話を聞こう。
・生徒をよく観察(HR、日誌…)
生徒をよく観察することが重要です。
・先生になんでも相談できるような関係を維持する。(信頼関係が必要不可欠)
例えば、1対1で相談できる場をたくさん設ける。
生徒に「この人に相談したらいじめが解決してくれる」と思ってもらえるようにする。
・いじめが発覚する一番の方法はアンケート調査。言うより書く方が負担が少ない。
アンケートも書きやすいような工夫をしてみましょう。
早期対処:
・いじめは加害者の心の不安定からきているので、加害者に自信を持たせることをするべき。
いじめをする理由として加害者が劣等感を抱いていることが多いです。
その劣等感を取ってあげるように、生徒の得意を見つけてあげましょう。
・スクールカウンセラーに相談
心理学のプロに積極的に相談。
・なによりも被害者の味方あってあげること。
決して被害者が悪いなんて言ってはいけません。
・1人で解決しようとしない(仕事上の負担と精神的な負担を軽減)
学校内でいじめんの状況を共有することで一人の負担を軽減しましょう。
以上になります。
もし教採を受ける人がいたら参考にしてみてください。