いじめ問題について
私は来年の教員採用試験に向けて勉強を始めてします。
そこで「いじめ」について様々な参考書からまとめたり、
自分の考えを書き留めたりしているので共有しようと思います。
いじめとは
・ いじめとは当該児童と一定の人間関係のある人物から受ける、精神的、身体的影響を与える行為のうち、当該児童が心身の苦痛を与えること。
これはいじめ防止対策推進法で書かれているいじめの定義です。
いじめは常に被害者がどう思っているかで決まるものなのです。
・いじめには未然予防、早期発見、早期対処の3つの基本原則がある。
いじめをなくそう、被害者の損失を少なくしようとするために定めた3つの原則です。
すごく当たり前のことが書いている気がします。
・いじめは家庭、学校生活、勉強、同調圧力の中で心が不安定になったとき、
自分の地位が低いという「劣等感」を感じたときに、
防衛本能がはたらき、自分より弱い人間を作ろうとして起こすことだ。
これは加害者がどのような気持ちでいじめをするかについて示しています。
実は加害者はもともと心が傷ついている可能性は十分にあります。
未然防止:
・「いじめは絶対に許さない」
「人として他人を蔑むことをしてはいけない」
「いじめはダサい、恥ずかしい」
ということを生徒に何度も言い、いじめが悪いことであると自覚させる。
・身だしなみを注意する(注意することで、後ろ指立たれるよりはまし)
いじめはわかりやすいところを攻撃します。
男子ならば清潔さが重要視されます。
肩にフケが乗っている。
髪の毛が油っぽい。
これらは要注意。
・いじめといじりの境界線を考えさせる。
寸劇などでロールプレイさせることでどれくらいのことがいじめになるのかを子供たちに考えさせる。
早期発見:
・からかい→一人の人がからかわれていたら、話を聞きに行く。
日常のコミュニケーションとして人をからかったりすることはよくあります。
しかし「からかい」と「いじめ」を判断することが難しい。
もし一人が集中的にからかわれているのであれば話を聞こう。
・生徒をよく観察(HR、日誌…)
生徒をよく観察することが重要です。
・先生になんでも相談できるような関係を維持する。(信頼関係が必要不可欠)
例えば、1対1で相談できる場をたくさん設ける。
生徒に「この人に相談したらいじめが解決してくれる」と思ってもらえるようにする。
・いじめが発覚する一番の方法はアンケート調査。言うより書く方が負担が少ない。
アンケートも書きやすいような工夫をしてみましょう。
早期対処:
・いじめは加害者の心の不安定からきているので、加害者に自信を持たせることをするべき。
いじめをする理由として加害者が劣等感を抱いていることが多いです。
その劣等感を取ってあげるように、生徒の得意を見つけてあげましょう。
・スクールカウンセラーに相談
心理学のプロに積極的に相談。
・なによりも被害者の味方あってあげること。
決して被害者が悪いなんて言ってはいけません。
・1人で解決しようとしない(仕事上の負担と精神的な負担を軽減)
学校内でいじめんの状況を共有することで一人の負担を軽減しましょう。
以上になります。
もし教採を受ける人がいたら参考にしてみてください。