「苦しかったときの話をしようか」〈著・森岡毅〉
今日はこの正月で読んだ本について書きます。
森岡毅さんはUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)のV字回復の立役者として有名な経営者です。
莫大なお金を使って「ハリーポッターワールド」を作ることを計画し実行した人です。
この本は凄腕経営者の森岡さんが自分の娘への将来についてのメッセージとして書いた文章を本にしたもので今でも本屋さんに並んでいる人気があります。
本当にたくさんいい言葉があったので、パンパンパンと短く書いていきたいと思います。
やりたいことがないのは自分の軸がないからだ
現代の子供たちは自分がなにをしたいのか明確にわからないことが多い。
その原因はみんなが周りに合わせて行動を決めているので、
自分について考えることをあまりしていないからだ。
自分は何が好きか、1度深く考える必要があるだろう。
人生を幸せにするためにはまずはこれから。
長所と短所は読み方が違うだけ
「人見知りをしない」ことは「空気を読めない」こととほぼ等しいと考えられる。
「ブサイクである」ことは「顔で人を笑わせる」ことができる。
このように人の個性というものは捉え方によって長所とも短所とも考えることができる。
つまり長所も短所も見方や使い方次第で効果が変わってきます。
なので自分の個性が長所にはたらくような仕事や活動をしていこう。
人間は、みんな違って、極めて不平等
「人間は生まれながら皆平等だ。」
という言葉は幻想にすぎない。
遺伝的に持つステータスや、家庭環境、地域など人は生まれながらにして不平等である。
「再生産」という言葉があるように貧しい家庭に生まれた子供は貧しいまま、
裕福な家庭の子供は裕福になりやすい。
これは紛れもない社会の法則にして真実である。
しかしこれに目を背けず、環境を変えるように自分で行動を起こさなければ変わることは難しい。
自分が制御できる変数は①己の特徴の理解、②それを磨く努力、③環境の選択
他人の行動や、自然現象は自分がどれだけ努力しようと変えられないものがある。
自分に決められること・変えられることは3つだけだ。
まずは自分の特徴を理解する。
自分についてよく考えれば見つけられるし、他人の意見を参考にするのもいい。
そして自分の能力を磨くこと。
これは自分のやる気次第で伸ばすことができます。
最後は自分が所属する環境を選択することです。
自分が能力を発揮できなければその場を去って能力が生かせる場所に移動しましょう。
自分の好きな人と近づけばいいし、嫌いな人とは距離をとればいい。
相手の性格を変えることは難しいが、距離感は自分で変えることができる。
今日はここまで