「苦しかったときの話をしようか②」<著・森岡毅>
今日も前回に続いて森岡毅さんの『苦しかったときの話をしようか』について書きます。
自分の判断で需要ワードをピックアップし、そこ言葉について自分の意見を書いていきます。
資本主義の本質は欲望
突然ですが、
「どうして洗濯機が発され、今も進化し続けているのでしょうか?」
これは人が洗濯という労力をより少なくしたいという「欲」が生み出したものです。
その他私たちの身の回りにあるモノはほぼすべて
「より楽になりたい」
「より心地よくなりたい」
という人間の欲望を叶えるために開発されてきた歴史があります。
そのため起業したり商売を始めるにあたって、まずしなければいけないことは
市場は何を欲しているか、
人々は何を欲しているか、
これらを調べ、それに沿ってモノやシステムを作ることです。
そしてこれらの「人間の欲望の塊」を自由競争のもとで販売し、経済を回す仕組みが資本主義です。
だからこそ資本主義は人間の欲によって成長しているのです。
資本主義は無知や愚かさに罰金を科す社会
資本主義の世界でお金よりも重要になるものは「情報」です。
「誰が何をしているのか」
「世界がどのような動きをしているのか」
「競合他社何をしているのか」
「自分の強さとはなにか」
これらの情報を持っているほど、有利な状況で自分の選択をすることができます。
逆に情報を知らない人は情報の持っている人から何も知らないうちに損をします。
これが資本主義であり、自由競争です。
インターネット普及し、だれでも情報を手にできる現代では常にアンテナを張って情報を吸収し続けることが大切です。
損をするのは嫌という心理だけで思考停止している人が山ほどいる
人間だれしも損をしたくありません。
しかし、一時の損を被るだけで、後々に得をするということはよくある話です。
特に日本人は有料会員などを嫌う傾向があります。
しかし有料会員になるというお金の損について考えるだけで「やめる」という選択肢を持ってしまいます。
一時の損に惑わされず、将来の得をつかみに行くようにしましょう。
会社に就職するときは自分の身に付けたい能力で選ぼう
日本では急速に終身雇用制度の終わりが近づいています。
多分自分や今の子供たちの時代では人生を1つの企業に捧げるという人が珍しくなるでしょう。
そんな時代だからこそ就職先にどこを選ぶかが非常に重要です。
では何を基準に選べらいいのか?
それは自分の能力を伸ばせることろです。
たとえ会社が変わっても自分が持っている能力は変わりません。
ある程度の能力を持っていれば人はどこででも働くことができます。
だからこそ自分の能力を伸ばす場所に最初は入るべきなのです。