マジョリティに黄色信号
マジョリティとは多数意見のことです。
こと日本ではマジョリティのバイアスが非常に強いです。
日本には昔から空気を読む文化があり、
周りと合わせることがよいとされてきました。
お店などで最初の3人くらいが同じものを頼むとあとの人も
「同じので。」
と言ってしまいがちです。
「とりあえずビール文化」もその顕著な現れでしょう。
(私は強要がない限りハイボール頼みます)
もちろんこのマジョリティにはいい側面もあります。
災害などでスーパーなどに行って暴動が起きないのは、みんな我慢しているから自分も我慢しなきゃというバイアスがかかっているからです。
しかし、マジョリティであり続けることには弊害もあります。
その1番の弊害が「考えることをやめてしまうことです」
多くの人はとりあえずみんなが行く方向についていこうとします。
みんなと同じ意見になろうとします。
そこに理由など考えている人が非常に少ないと思います。
だれか一人の率先して行動できる人が作った道を何も疑わずについていくのです。
もちろん最初の人が間違っている可能性があるし、
列に縄ぶことによって自分が損する可能性もあります。
マジョリティになる前に一度
「本当について行っていいのか」
と考える必要があると思います
特に注意してほしいのが災害の時です。
日本は非常に災害が多い国です。
毎年のように災害でお亡くなりになる方がでてきます。
災害などが起こると人は安全を求めます。
当たり前です。
そのときに特に理由もなく人は集団になります。
なんとなく人が多いところが安全だと誤解してしまうので…
そしてみんなが「なんとなく人がいるから安全だろう」と思ってしまい。
結果とても危険な場所にたくさんの人がいる状態に「なりやすいのです。
ここでもしっかり「安全な場所なのか?その根拠は?」と常に考えなければいけません。