大学について①「アカデミックハラスメント」
みなさん大学という場所にどのようなイメージを持っていますでしょうか?
専門の装置を使って難しい実験をする大学生。
飲み会でどんちゃん騒ぎをしている大学生。
などいろいろなイメージを持っている人がいるかと思います。
実は今、堀江貴文さんなどの有名なイノベーターの中には
「大学に行く必要がない。時間の無駄だ。」
という意見を持つ人が増えてきました。
この意見に私は反対ですが、彼らの意見も一理というかけっこう理屈が通っています。
なので今日は大学生が書く大学という場所について書きたいと思います。
第1弾は「アカデミックハラスメント」について。
アカデミックハラスメントとは、大学で起こるハラスメント行為です。
主に教授と学生の間で発生します。
簡単に言うと、教授は学生に対して「単位を与える」という強い権利を持ち、
卒業に必要な単位を人質に学生にハラスメント行為をすることです。
具体的には、いじめ、研究の強要などです。
実際に准教授からのいじめにあって、ハラスメント相談室に行き、
来年度から研究室を変更することが決まった友達がいます。
実はこういった話はよくあるのです。
また、研究の強要も非常によくあります。
教授の代わりに実験をひたすらにやらされて深夜まで実験と解析を繰り返し、
よい結果が出なければ怒られる。
教授の皆さんは常に結果を出し続けなければいけません。
つまり何かしらの論文を書き続けなければ教授として仕事を続けることができないのです。
特に理系の化学を扱う学部はアカハラが多い気がします。
専門的な化学の研究には莫大な時間がかかります。
物体を溶かした溶液を60度で18時間温め続けるとかいうことが普通にあります。
これをしている時間は教授にはない。
なのでそれらの実験を学生にやらせることがよく起こるのです。
もちろん学生に実験をさせることに意味はあります。
実験技法を身に付け、考える力をつけることに十分役立ちます。
しかし友達の多くは
「実験をやるが、専門的な実験すぎて何をしているのかわからないまま実験している。ただただつらい…」
と言っていました。