いい言葉6『お金を稼ぐことは悪ではない』
今日のいい言葉は「お金を稼ぐことは悪ではない」です。
この言葉はどこかのイノベーターが言っていた気がしますが、はっきりとは覚えていません。
日本においてお金を稼ぐことは悪いことだとされています。
ドラマでもお金に取りつかれた社長などは必ず悪役になっているし、
必殺仕事人などでは殺されてします。
それは国民性なのか、嫉妬なのか、はたまた潜在的な感情なのかわかりませんが、
とにかく日本人はお金は不浄なモノであり、荒稼ぎする人は悪とされます。
では、お金を稼ぐことは本当に悪なのでしょうか?
私はそう思いません。
そもそもお金とはどのように生まれたのでしょうか?
お金とは「物々交換」をやりやすくしたものです。
お金が生まれる前ということで縄文時代や弥生時代のイメージをしてください。
Aさんは狩りが得意でうさぎを手に入れました。
Aさんは魚を欲していました。
Bさんは魚を捕るのが得意でした。
Bさんはうさぎ肉を欲していました。
AさんはBさんと魚をうさぎ肉と交換しました。
これが最も単純な物々交換です。
このときAさんもBさんもお互いの得意を生かしてお互いを幸せにします。
では次に
Aさんはキノコを欲していました。
Bさんはうさぎ肉を欲していました。
Cさんはキノコの栽培をしています。
Cさんは魚を欲っしていました。
Aさんがキノコを欲しい場合
1度Bさんにうさぎ肉を渡して、魚をもらってから、その魚をCさんに渡す必要があります。
これは物々交換を2回しなければいけません。
今回は登場人物が3人だからこんなもので済みますが、
これが数十人、数百人になるとそれこそ、わらしべ長者ぐらいの労力が必要です。
この労力を解決するものがお金です。
お金というみんなの共通の価値を設定します。
上の話でいうと、うさぎ1匹と、魚2匹と、キノコ10個を同じ価値として、金貨1枚としましょう。
そうするとAさんはBさんを経由しなくても、
キノコを10個もらって金貨を1枚渡す。
後日Cさんが金貨を使ってBさんから魚と交換すればいい。
このようにしてお金とは本来物々交換の延長にあるものです。
そしてもう1つ重要な要素が話の中に隠れています。
それは人の得意分野で誰かを幸せにするということです。
そしてそれをダイレクトに伝えるものがお金です。
つまりよりお金を稼いでいる人はより多くの人を幸せにしているということができるのではないでしょうか?
もちろん、詐欺などの人を貶めて金を巻き上げる人や、ギャンブルで稼いでいる人は例外です。