学級経営について
先日大学の講義で学級経営についての話をされていました。
そのなかで「これいいな」って思った資料があったのでここで共有します。
『集団を育む学級経営(曽余田浩史)』という本からの抜粋でした。
集団の経営:人間関係や望ましい集団の育成すること
学級集団とは
はじめからできているものではなく、1年の学級活動や授業を通してつくられるもの。そのためには規則・ルールや組織的な取り組みが必要である。
好ましい集団とは
お互いの生活や学習の要求を出し合い、話し合いで決定し、その決定をみんなで取り組み、新しい文化や規律を想像する。これにより達成感や誇りを教え習得させることができる。
例)「静かにしなさい」と外から与えるのではなく、「静かにしよう」と自主的に内的規律を守ること。
学級目標とは
担任と子どもたちの「こんな学級にしたい」という願いがこめられている必要がある。クラスでは1年間を通してその具現のための事実の積み上げを行う。
学級総会とは
学級集団の意思を決定しその実行を保障していく学級の最高機関である。生徒が主体的に参加する必要あり。教師は、議論の話し合いの仕方、決議の仕方を指導する。
朝の会と帰りの会
朝の会は1日の見通しや目標を持つための時間(今日達成したいこと、Todoリストを書かせるのもあり)
帰りの会はその日の行動を振り返る時間とする。
当番活動と係活動
当番活動は生徒が日にちごとに分担し、学校生活の維持のために必要な仕事である。生徒に自己管理、仕事に対する責任感、正確にやりきることの大切さを教える。
係活動は子供たちの創意工夫によってその内容に発展性があり、教師はその内容を高めるためにどうすればいいかのヒントを出す。
班
班は個と個のかかわりの中で自己指導力を育てすことがねらいである。教師は個人ではなく班に対して要求することで、全員の主体的な活動を呼び起こし、関わり合いをはぐくむ。班のメンバーでは本音がいいやすい。班を中心とした自律的な学級経営が望ましい。教師は班活動の取り組みはを絶えず評価する。
これらはもしかしたらすでに先生として学級経営に関わっている人には当たり前のことかもしれません。
しかし、とても大切なことだと思いました。
追加:
アクティブラーニングの第一人者の教授の講話に行ってきました。