wathcaTOYOTA アウトプット⑤ 畑先生
畑先生はボトムアップ教育理論の第一人者です。
ボトムアップという言葉は最近ビジネスなどでよく使われています。
羽田先生は数年前に、サッカー部の顧問として練習も試合もほとんど子供たちに任せるボトムアップ方針で、高校サッカーで日本一を取っている本当にすごい先生です。
この先生から学んだことについて書きたいと思います。
トップダウンのみの指導だと子供たちが受け身になってしまい、能力を最大限発揮することができません。
ボトムアップだけではチームの方針と個人の方針が合わず、分散が起こり、チームとして機能しなくなります。
基本的には「チームの理念や目標」をトップダウンで教えます。
「理念や目標までの道のり」を考えさせることをボトムアップで行います。
ボトムアップをする上で大切なことは、先生が先に答えを出さず、観察することです。
時には「これは失敗するな」と思ったとしても、何も言わずに失敗させる。
そのうえでなんで失敗したのかを考えさせます。
人は失敗から多くのことを学びます。
そして、本当の失敗は何も挑戦しないことなのです。
アウトプットを大切にする
学ぶといえば、本を読んだりするなどの所謂「インプット」を考える人が多いと思います。
しかし、本当に身になる学びは「アウトプット」です。
その黄金比は「インプット:アウトプット=3:7」です。
大体内容をつかんだらあとはひたすら練習したほうが効果があります。
アウトプットは自分で書いたり、行動したりするのでとても頭が活性化します。
風土改革
日本人は規則や法律ではなくその場の「風」に沿って行動します。
整理整頓をする。
先生に聞く前にまずは自分の頭で考える。
どんな行動でもPDCAサイクルを回す。
これらのよい行動を「風土」として定着させることで人は自然とそのような行動するようになります。
だから時間をかけて人の意識改革を行うことだ重要なのです。
~感想~
とにかくすごい人でした。
理想的な教育を現実に落としこんで実現できている先生であり、本当に努力している人なのだなと改めて感じました。