教育のICT化について
今日は教育のICT化について書きたいと思います。
これは私の予想なのですが、
今後10~20年間で、学校の授業はタブレットを使った自己学習型のものに代わると思います。
その理由は生徒一人一人の能力にあった勉強ができるからです。
今の一律型の授業では、中間地点の子供に合わせて授業を組み立てているので、能力の高い子供は暇を持て余し、低い子供は置いて行かれています。
しかし、一人ひとりの躓きに合わせて問題を自動的に選別し、問題解決をしていくことがICTの導入で可能になります。
やることは簡単で、間違った問題のどこで間違ったかをAIが認識し、その間違った部分を補うような問題を次々と提示するだけです。
これにより今までの中間レベルに焦点を当てた授業より、
生徒が効率的に物事を理解することができるでしょう。
授業についてもこれからは動画を見て勉強することになると思います。
「これでは先生の仕事が減ってしまう」
こう思う人もいるかもしれません。
しかし、私はそれはないと断言できます。
確かに教科指導はこれからICTやAIに任せる時代がくるでしょう。
しかし、人をつくるには人は絶対に必要です。
例えば生徒指導は人が行わなければいけないでしょう。
道徳や倫理観といったある意味もっとも教えることが難しいものは心が必要であり、
AIにはできません。
タバコの喫煙をロボットが指導しても、
心は動かないでしょう。
また答えのない問いを考えるときにもやっぱり人の力は必要です。
「日本はこれから原発を再稼働したほうがいいのか?」
このような問いは人との話し合いや議論の中で答えを導き出す必要があります。
これからの先生は教科指導の時間を節約し、
その分を生徒指導や生徒とのかかわりの中で心を育むことに重点を置くことになるでしょう。
これが教育のICT化だと私は考えています。
追加:
どうしてこれからの社会は変化のスピードが速いのか?
インターネットの普及という側面から解説します。