勉強嫌いの子供たち
勉強嫌いの子供が多い。
小学1年~高校3年の児童生徒に勉強の好き嫌いを尋ねたところ、「嫌い」の割合が中学1、2年で増え、中2で57.3%に上ったとの調査結果を、ベネッセ教育総合研究所と東大社会科学研究所が発表しました。
この57.3%の子供たちの他にも
「なんとなく勉強嫌いってアンケートに書きづらいから、とりあえず好きと書いておこう」
と思う生徒も一定数はいると考えれられています。
つまり勉強を嫌いな生徒はとても多いのです。
私は勉強は好きでもなく嫌いでもない、でも理科は大好き人間です。
学問は奥が深く、理解すれば理解するほど面白くなるものだと私は考えています。
じゃあ、なぜ勉強が嫌いになるのでしょうか?
僕が考える理由の1つに「なんとなく勉強嫌い」な雰囲気があると思います。
「みんなが勉強嫌って言ってるから嫌い」
日本は善くも悪く周りの人い合わせる(空気を読む)文化があります。
誰かが言ったことみんなが言いあたかもそれが自分の考えだと過剰な思い込みをしてしまうのです。
つまり自分の友達や先輩が「勉強だるいわ、嫌いやわぁ」と言われたときに「勉強おれは好きやけどな」と言いづらいのです。
そして「勉強嫌い」と言い続けていると思考にも変化が起こり、本当に「勉強嫌い」になってしまうのです。
また、子供向けのテレビ番組でも「勉強嫌い」を増やすような発信していると私は思います。
その1つが「ドラえもん」です。
のび太くんはいつも「勉強嫌だ」といい続けています。
勉強ができないと先生に怒鳴り散らされ、廊下に立たされる。
現実社会であれば確実にSNSで広まって叩かれて、学校が謝罪し先生が辞職するようなことが映像として全国に流れます。
ドラえもんは子供たちが本当に小さいときから見る国民的アニメです。
ドラえもんを見ることで小さいときから「勉強は嫌なものだ」と刷り込みされるのです。
そのほかにも、
母親に「勉強しなさい」と言われると
「今やろうと思ったのにやる気なくなるわ」
という1つのプロセスが文化として染みついています。
周りがそれでやる気をなくすんだから自分もそうだ。
と思い込むことで勉強しなくなるということも考えられます。。
そのような刷り込みがなくなれば「勉強好き」と人前で堂々と言え、「勉強好き」マインドの子供たちが増えるのではないでしょうか?