教員のノウハウの継承
定年退職される教員や、教育委員会に移動される教員などの現場を離れる先生のノウハウの継承が十分に行われていないことが問題になっている。
学校内でほかの先生に授業を見てもらう研修や、公開授業などを行って技術の継承は行われているが範囲は学校内や地域内に限られてしまっている。
もしくは同じ学校にはたらいている先生に口伝えでの継承しかこれまで行われてなかった。
しかし、インターネットの発達により教員のノウハウ継承は全国規模になりつつある。
(株)ARROWSが提供している「SENSEINOTE」がその1つだ。
SENSEINOTEは教員専用の無料の会員制SNSだ。
そこでは全国の会員登録した1万人以上の先生がお互いのアイデアや板書を出し合ったり、相談し合ったりしている。
アクティブな先生が多く稼働率が非常に高い。
よってそこでの投稿が教員のノウハウの継承になっている。
また(株)スプリックスの「フォレスタネット」がその1つだ。
フォレスタネットも同様に教材を共有するサイトだ。
このように少しずつ教員のノウハウ継承をできる場所は増えている。
私自身このような場所を作ろうとしている。
みなさんが子供時代に使っていた学習用問題の継承だ。
問題に特化してまずは作っていきたい考えている。
しかし、まだまだ解決すべき問題がたくさんある。
1つ目は教員の働きすぎ問題。
そのそもこういったインターネットサービスを使っている暇がないほど今の教員は忙しい。
働き方改革が推し進められることに期待したい。
2つ目は情報機器に弱い先生方がおられる問題。
上記のようにネット上に教材をアップロードするということが難しいご年配の教員は多いと予想される。
それらの人に使ってもらえるようにするべき動作を少なくする工夫をしていく必要があるだろう。